国宝「曜変天目茶碗」


chanoyumain2.jpg


去る四月下旬に帰国中の私は、池袋東武百貨店「春の絵画市」終了の翌日、時間が余ったので上野の東博の特別展「茶の湯」を見に行った。
平日の午前中にもかかわらず、老若男女の結構な人出で、私にとっても、長年にわたって見たい見たいと思っていた、数多くの美術品を目の当たりに見る事が出来て、まさに至福のひと時だった。
ただ、優品があまりに多すぎて、一度では満足出来ず、出来る事なら四、五回は通いたかった。

というわけで、この場を借りて、あれが良かったこれが云々、と書き始めると途方もなく長くなり、マダムに叱られる事間違い無いと思う。
従って今回はただ一つ、話題の「曜変天目茶碗」についてだけ書こう。

s-tenmokuweb.jpg


昨年末、「開運なんでも鑑定団」というテレビ番組で、世界に三つしか無いはずの「曜変天目茶碗」の四つめが発見されたと大きな話題になったが、その後その四つめの「曜変天目茶碗」の真贋論争が喧しい。
今回私が見たのは、間違いなく最も有名な本物だ。
私だけでなく、皆思う事は同じようで、小さな展示ケースを人垣が十重二十重に取り囲んでいて、誰の目も実に興味深そうに件のブツを眺めていた。
ただ、期待があまりにも高かったせいか、私の目にその実物は少し品格が落ちるように見えた。
というのも、「曜変」を見る少し前に見たこれ、


C-uVG8rUQAASCQa.jpg


上の写真では分かりづらいけど、この「油滴天目茶碗」の方が、より上品な美しさが有るように、私には感じられた。
あくまで私の個人的な意見だけど、「曜変」はちょっと不気味な感じがするのに対して、「油滴」の方が健やかな印象があり、私にはより好ましい物に感じられたのだった。



ポチっと応援クリック
よろしくお願いします!


にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ


人気ブログランキング
スポンサーサイト