ブリューゲルの描きたかったもの


DSCN6581_20180326083431c24.jpgブリューゲル画「パウロの回心」ウィーン美術史美術館蔵


久しぶりに美術史美術館へ入り
私は、真っ先にブリューゲルの絵を見に行った。

ブリューゲルウィキペディアより画像を拝借


この絵は、聖書の中で語られている
パウロの回心の場面である。

熱心なユダヤ教徒でキリスト者を
徹底的に迫害していたサウロ(パウロのユダヤ名)が

ダマスコへ向かう途中
昼日中、強い光がサウロの周りを照らして
彼は地上に倒れ

「サウロ、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」

という声を聞いた、という場面だ。


おかしな絵だなぁ、どうしてこの題材で
この絵になるのかなぁ、、

馬のお尻が描きたかったんだろうなぁ、などと
思っていたのだけど

だって、肝心のパウロ(サウロ)が
どこにいるのか、分かりにくいですよね?



お尻


こんなところで倒れている。

聖書では、声を聞いたのはパウロだけで
周りの人には、強い光は見えたけれど
声は聞こえなかった、と記されている。

パウロは、この後間もなく洗礼を受け、積極的且つ勢力的に
伝道活動をする新約聖書の著者の一人だ。

この絵では、啓示を受けたのは、彼一人で
則ちそれは彼の個人的な経験であり
外からは窺い知れない、ということを表しているのでは、

と言ったら穿ち過ぎかな。

(やっぱり馬のお尻が描きたかっただけかも)



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