今日の一曲 「ドン・ジョヴァンニ/エッコラ!/」



モーツァルト作曲 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より

第2幕第15場 騎士長、ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ


騎士長 : クルト・モル

ドン・ジョヴァンニ : サミュエル・ラーミー

レポレッロ : フェルッチョ・フルラネット


「Eccola!」(エッコラ! そら!)

と思っていたんだよ、

と皆で「ドン・ジョヴァンニ」の話になった折り友人は話してくれた。
彼は、若い頃に奥さんを難病で亡くしている。

長い間患って、その間、あらゆる手を尽くしたそうだけど

幼い一人娘を遺して、その方は逝ってしまった。

原因も治療法も分からず、それでも何とか生きて欲しい、、

「あの時は大変だったね」

と、お隣に座っている、今はもう立派に成人されたお嬢さんに

同意を求める。

明るく聡明な彼女が、一瞬俯いて厳粛な顔をし

微かに頷いた。

その大変な頃、彼は

「Eccola!」(エッコラ! そら!)

と運命に向ってかけ声をかけていた

というのだ。

挑戦と服従がない交ぜになって出てくる

「Eccola!」(エッコラ!そら!)

そう、それは、

オペラ「ドン・ジョヴァンニ」で

騎士長の「ドン・ジョヴァンニ、お前が晩餐を共にするよう招いてくれたので

わしは、やってきたぞ!」で始まる終幕間際の有名な場面の中にある。

この騎士長は、娘がドン・ジョヴァンニにかどわかされて

決闘するもドン・ジョヴァンニに刺されて死んでしまう。

で、終幕近くにお墓に立った石像の姿で現れるのだ。

そして、天上の食べ物を食べている者は、人間の食べ物を食べはしない。

それよりも、止むに止まれぬ望みがわしをこの世に導いてきているのだ。

お前は、自分の義務を承知しているだろう

わしと食事をしにくるのか?

従者レポレッロが「だめだ、とおっしゃい」(Dite di no Dite di no ディテ・ディ・ノ ディテ・ディ・ノ)(4分15秒)
と言うも

ドン・ジョヴァンニは、「卑怯のそしりは受けない」「ゆこう!」と言い

その証しに「Eccola!」(エッコラ! そら!)(4分41秒)と

騎士長に手を渡す。

恐ろしく冷たい手で握りしめられ

「悔い改めろ!」

「生活を改めよ!」

と迫られても

「NO!」

と言い続け

とうとう地獄へ引きずり込まれてしまう。


という場面だ。


友人は、今も健やかだ(念のため 笑)


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