今日の一枚 7)李迪「紅白芙蓉図」(Kenwan編)

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 李迪筆 国宝「紅白芙蓉図」 南宋時代・慶元3年(1197) 絹本着色 25.2cmx25.2cm   東京国立博物館蔵
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李迪筆 国宝「紅白芙蓉図」 南宋時代・慶元3年(1197) 絹本着色 25.2cmx25.2cm    東京国立博物館蔵

前回のkenwan編「今日の一枚」に続き、再び中国古典絵画です。
前回の主人公、徽宗皇帝の失政、並びに北方騎馬民族の国家「金」の侵入により、漢民族国家「宋」は揚子江流域をを中心とする南半分になってしまった。
しかし南宋王朝はその後も経済的には繁栄を続け、宮廷に設けられた「画院」では極めて質の高い作品が制作されていたと言う。
作者の李迪(りてき)は、その南宋時代の初めの頃、宮廷に仕えた画院画家で、「紅白芙蓉図」は現存する彼の最高傑作だそうだ。

この絵は上野の東京国立博物館にあるのだけれど、こういう「国宝」に指定されているような優品は滅多に陳列してくれない。
私もこの絵の実物を見た事があるのは今まで一度だけだ。

あれは1975年、高校生だった私は、月に二回は上野の東博に足を運んで館蔵品を展覧する常設展を見るのを習わしにしていた。
五月頃のある日曜日だったか、この日は何故かこの「紅白芙蓉図」の他にも国宝重文が目白押しで陳列されていたように記憶している。

あんな豪勢な常設展は初めてで、不思議に思いつつ、見終わってから、ちょうど英国のエリザベス女王の初来日の最中である事に気がついたのだった。

女王様はあの見事な展覧をご覧になられたのだろうか・・・



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