ピーター・ブリューゲル 続き

DSCN8772.jpgピーター・ブリューゲル「十字架を担うキリスト」(124x170cm)

昨日に引き続きピーター・ブリューゲルだが

上の写真の絵の題材は、聖書から

刑場のゴルゴダの丘まで十字架を担いながら
歩かされていくキリスト

それを取り巻く人間描写

キリストは、二人の罪人とともに
十字架に付けられるが

その罪人のうち一人は
キリストの教えに目覚め
もう一人はそうではない

絵の中央辺りに
キリストが倒れているのが見える

そして、その前に馬車があり
その上にその罪人二人が乗っているのだが

少々見え辛いが
その二人の表情が、顔色が
あからさまに違う

DSCN8773.jpg

画面右前面に
マリアさまと他の婦人達が嘆いている

ブリューゲルは、この「キリストが十字架に付けられる」場面を
自分が生きた時代に置き換えて描いているのだけど

マリアさまに付き添っている
婦人達が、なぜか身なりの良い
貴婦人になっている

本に寄ると
洗礼者ヨハネも描かれている

洗礼者ヨハネっていつも
ヒゲモジャだよね?

DSCN8774.jpg

これは、画面左前面を
大きく写したものだが

Kenwan曰く、
炭酸カルシウム、シャンパーナークライド
とか言う、日本なら胡粉(ごふん、貝殻を粉砕して作る)
に当たるもので

板を真っ白にして
その上に絵具を
乗せたのだろう。

あまり、油絵っぽくない
日本画のようにも見える

こちらに背中を向けて
座っている人は
何をする人だろう?

お玉みたいなものも
下げていて
旅人かしら?

DSCN8758.jpg

これも聖書からの題材で
「サウロ(パウロ)の回心」の場面だ

サウロ(パウロ)がキリスト教徒を迫害するために
兵隊を連れてダマスコへ向かう途中

「サウロ、サウロ、なぜ、私を迫害するのか」と
復活したイエスに呼びかけられ

絵の中では
キリストの幻を見て
馬から落ちる場面が描かれている。

サウロは、ユダヤ名

で、絵を見ると
肝心のパウロは、小さく描かれていて

馬のお尻ばっかり
印象に残る絵だけれど

キリストが、十字架を担って
ゴルゴダの丘へ向かう絵でも

キリストは小さく描かれてしるし

ブリューゲルは、
何が言いたいのだろう?

Kenwanは、
私達が生きている中で
歴史的に後から見て大事なことは

気がつかないうちに
起こり過ぎていっている

ということを
ブリューゲルは言いたかったのだよ

と言うけれど
どう思われますか?

DSCN8770.jpg

農民の踊り(114x164cm)

村祭りかなにかだろう

楽しそうに踊っているカップル

さあ、踊ろう!

と女性の手をとって
まさに今、飛び出して来たカップル

足元に落ちているのは何?

取っ手のように見えるけれど

どうして、こんなところに描いてあるの?

で、また物知りな夫Kenwanが
教えてくれたところでは

もう、分からなくなってしまった
諺とか言い回しとか
そういうものが

絵の中で図解されているそうだ

壊れた取っ手をまたぐ、と
幸運だ、とか何とか?

そんな意味が隠されているのだろうか。

DSCN8769.jpg

農民の婚礼(114x164cm)

花嫁の冠が飾られた下に
座っている女性が花嫁

背もたれの高い椅子に腰掛けている人が
婚姻契約書に不可欠な公証人だそうだ

テーブルの端にスペイン風に正装した領主が
修道僧のような人と話をしている

花婿の姿が見えないけれど
夕刻になってから現れるのが
シキタリだそうだ

お皿に乗っているのは
どんな食べ物なのかなぁ

Kenwanと
柔らかい(溶けた)チーズみたいな
ものじゃないか

と言っているのだけど、、、

白いのもある
これは、きっとフレッシュで
黄色っぽいのは、焼いてあるんじゃないだろうか?

パンと一緒に食べたら
美味しそうだな

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