私の映画遍歴 その4「猿の惑星」

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前回の「私の映画遍歴」に書いたのと同じ年1968年には、もう一つSF映画の名作が公開されている。
それがこれ、「猿の惑星」だ。
この他に、この年には怪作「バーバレラ」も上映されていて、1968年はSF映画の当たり年と言っても良いのかもしれない。
この当時、世の中の評判は、先に私が紹介した「2001年宇宙の旅」よりも、こちらの方がはるかに高かったようだ。
というのも、「猿の惑星」の方が、何よりもわかりやすくテンポの良いストーリーだったし、当時としては見事な美術と驚異的な猿のメイキャップ、そしてラストシーンで見せられるショッキングなオチの秀逸さは、誰もが理解できる素晴らしいものであった。
まさかこんなオチが来るとは・・・公開前には、私はいつものように少年雑誌の「猿の惑星」特集を何度も何度も熟読し情報収集に努めていたのに、どこにも書いてなかったし誰も教えてくれなかった。
思えば長閑な時代だったのだ。

ところが最近、この映画のDVDが発売されるや、パッケージのデザインに大々的なブーイングが起きたようだ。
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確かに、「パッケージでネタバレしてどーすんだよ!」と言いたくなる図柄である。

1968年の春頃、小学六年生だった私にとって、確かに今以上に「第三次世界大戦」や「核戦争」という言葉が身近だったと思う。
それゆえ、このラストシーンには慄然としてしまったものだ。

私の母は、「ベンハー」を見て以来のチャールトン・ヘストンのファンだったので、当時道頓堀にあった映画館に一緒に見に行き、当然ながらこの映画がいたく気に入った私は、その後もう一度一人で見に行ったし、買ってもらったパンフレットの写真を鉛筆で模写したり漫画を描いてみたり、タイトルを「サルのはクセー!(猿のは臭い!)」と互いに言い合って大笑いしたり、いかにも小学生らしい楽しみ方を思う存分やったのも、いい思い出だ。

この1968年の「猿の惑星」は、この後あと4作も続編が作られたが、私は二作目と三作目を見て、それ以降は見るのをやめてしまった。
両作品とも、決して出来は悪くなかったと思うけど、いかにも「柳の下のドジョウ」を何匹も釣り上げようとする魂胆が透けて見えて、私としては、なんとなく「もういいよ・・・」という感じになってしまったようだ。








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