巨匠ヴェラスケス 最晩年の作品

DSCN9014.jpg


皆様、いかがお過ごしでしょう

30年ぶりに40℃になると言われた今日のウィーンでしたが

結局37℃くらいだったようです。

しかし、週末は記録的な暑さ

と聞かされて、もう、

気持ち的に負けていましたので
今日は、午前中出かけて戻って来てから
何もやる気が起きない

実際、お外は暑かったです

娘は、お友達がポルトガルから
戻って来て、お誘いがあったので
夜になってから、ルンルンと出かけていきました。


さて、気を取り直して


ウィーンの美術史美術館の
ヴェラスケスのコレクションといえば

マルガリータですが、彼女には
夭折した弟がいまして


DSCN8835.jpgディエゴ・ロドリゲス・デ・スィルバ・イ・ヴェラスケス画(1599-1660)カンバス 128.5x99.5cm

インファント・フィリペ・プロスパー

お父さんは、スペイン王フィリペ4世

この王様、妹を溺愛していたそうで
その妹がハプスブルグ家(ウィーン)のフェルディナンド3世へ嫁いで
産んだマリアナという姪と

ー マリアナは、当初フェリペ4世の息子バルタザール・カルロスの
婚約者だったけれど、彼(バルタザール)が早世してしまうので ー

結婚する

伯父と姪の近親結婚だ

王族の系図を見ていると
早く亡くなる子供が多くて
近親結婚が成せる業でしょう
哀れというか、愚かというか

この時代、学問的に遺伝というものは
知られていなかったにしろ

経験則としては
分かっていたのではないのかしら

それでも、政治的、もしくは
「血の貴さ」のようなものを求めてでしょうか

こういう近親結婚は
繰り返されている


ドレスを着ているけれど
これは男の子、王子様だ

広い宮殿でどこへ行ったか
分からなくなってはいけないので
鈴やお守りが付けられている

彼には、唯一の王位継承者として
スペイン・ハプスブルグ家の望みが
懸けられていたそうだが

4才で亡くなってしまう

絵のモデルとなった時は2才

こんな風にポーズをとって
じっとなんか絶対してられない

じゃあ、どうやって描いたの?

Kenwanが言うには、
多分身体は、人形に服を着せて
描いたんじゃないか

でも、顔は、
一瞬の早業、デッサン力(りょく)
だね


ブルーのドレスのマルガリータと
同じ年に描かれた
巨匠ヴェラスケス最後の作品のひとつだ


デッサン力といえば

DSCN8838.jpg

子供用の椅子の上の
このワンちゃん

(犬種的にはファレンじゃないか
と私は睨んでいる)

これがまた表情豊かに
その一瞬を捉えられている

Kenwan曰く、一筆の無駄もない(無駄があったらこんな風に描けない)

「一筆の無駄もない」って驚くべき事なんだよ! 

こういう事ができるから
絵描きの中の絵描き」と言われているんだよね



正に天才の技を見る思いだ。


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