浪人時代

DSCN0788.jpgKenwanの浪人時代に描いた石膏デッサン「モリエール」


Kenwanは、武蔵野美大の日本画科を卒業しているが

東京芸大へ行きたくて二浪している。

その浪人時代、御茶ノ水美術学院や新宿美術学院
所謂美大専門の予備校へ通った。

今朝、突然

絵が上手くなるために映画をたくさん見ろ

と、その予備校の先生に言われたのを思い出し

近頃、日本の古い映画をよく見ていて
その意味が漸く分かるようになった

などと話していたのだけど

そこから、

その予備校時代の話になり

二浪目は、新宿美術学院へ通い

その折、千住博さんと同じクラスだったそうだ。

で、ここから自慢話だが、

Kenwanが、この話したっけ?

と言いながら、

ある時、講師の先生が、細密画を描こう、と言って

6時間くらいかけて講師の先生も一緒にみんなで

を描いたそうだ(鉛筆デッサン)そして、

それぞれ描き上がった絵を教室へズラっと並べたところへ

主任の先生がやってきて、一通り目を通して

この中で細密画と言えるのは一点だけ

と、言われた。

講師の先生の絵もそこに並んでいたので

かなり憮然としたらしいけれど

そう、その一点がKenwanの菊だった。

(その時の絵がないのでお見せできなくて残念)


ふ〜ん、みんな描けなかったんだ、細密画?


描けないっていうより

見てない、見えてないんだよね。

菊の花の花びらの一枚一枚の形の違いを見ていない。

菊の花びらって、一枚一枚に雌しべと雄しべがあって

それぞれ独立した花なんだよ。


ほお〜

と、妻は感心。


その後、何だかみんなにチヤホヤされて

気分が良かったのだけど

夏休み後は、もう行かずに宅浪したそうだ。

大変熱心な先生だったけれど、それで却って型にハメられそうで

嫌になったそうだ。


それでも、今頃になってまで
腑に落ちる、心に残る言葉を残してくださったのだから
やはり良い先生だったのだろう。


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