私の映画遍歴 その6 「隣りの八重ちゃん」

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最近、私はいわゆる「戦前」と呼ばれる時代、つまり第二次世界大戦より前の時代について思いをめぐらすことがある。
思えば、1956年生まれの私は、1994年生まれの私の娘と同じように、あの時代については無知なのだ。
私がまだ若かった頃、戦前と呼ばれる時代に生まれ、青春時代までを過ごした私の親などは、何かというと「お前は戦争を知らんからな」と言い、妙に偉そうであったが、私は娘に対して、そういう偉そうな口はたたけないのである。
また、1960年代から80年代にかけて教育を受けた私にとって、戦前という時代は、特高警察が跋扈し、当時「アカ」と呼ばれた共産主義者たちを厳しく取り締まった自由のない暗黒時代という漠然とした思い込みがあった。

しかし最近、昭和9年に制作されたこの映画を見て、私のそういう漠然とした思い込みが、全く当てにならない物だと思い知ったのだった。
もう80年も前の映画だけれど、いわゆる「ホームドラマ」と呼ばれるジャンルの元祖的な作品で、その暖かく、ほんわかとした作品世界は、今と全く変わらないところと今では全然違ってしまったところがあり、私は不思議な感覚にとらわれてしまった。

すでに、この世にはいない私の親には、もう少し詳しくあの時代について聞いておけばよかったな、と少々悔やまれる。

なお、この映画は現在YouTubeで見ることができるので是非ご覧になっていただきたい。





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