宝物館 3


DSCN1893.jpg

こちらのマントは、

神聖ローマ皇帝が、戴冠式の時にのみ

着用したマントだ。

それ以外の時の着用は認められていなかったそうで

その所為もあってか驚くほど保存状態が良い。

これ、全て刺繍で全くもって見事なものだった。


構図は、真ん中に椰子の木が立っており

両側には、獅子ラクダを組み敷いている、

少々変わった図柄で

しかも、マントの裾の部分には、ずっと文字が

縫いつけられているのだけど

これが、なんとアラビア文字!


何でこういうことになったのか、というと

これを作ったのが、イタリアで

(どこの街だったかちょっと失念してしまったのだけど)

そこで働いていたのは、アラビア人だったからだそうだ。

(多分当時、アラブ世界の方が文明的に栄えていた)

Holy_Roman_Empire_Crown_(Imperial_Treasury)2.jpg


上の写真は、ヴィキペディアから拝借したものだけど

神聖ローマ帝国皇帝の冠

神聖ローマ皇帝は、神の代理人である

ローマ教皇より戴冠式でこの冠を

授けられたわけだけど

教皇によって聖別されたと言う意味もあり

十字架が付いている。

そして、この冠、特徴としては、円ではなく

八角形をしているところ

これは、8という数字が完全無欠を意味するところに依るそうだ。

帝冠の周りも8枚のアーチ型パネル(中には確か聖書の中の絵が付いていて周りは宝石に縁取られている)

十字架の後ろからアーチを形どっている金の小さな板(?)

これもやはり8枚なのだった。


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